モデル固有の性能を引き上げるV.I.Pから支持されるリフターシステム
「大勢のお客様に支えられて、光栄にもクルマを買い換えるたびに指名してくださったり、凄腕のショップさんから指名いただいたり。そんな人と人との繋がりを幸せだと感じながら、今日までやってきました」と、ロベルタは言う。それもそのはず、ロベルタは徹底的にユーザーに寄り添ってきたからだ。彼らのリフターシステムは、スーパースポーツを日常に解放し、ユーザーの満足度を上げた画期的な製品だ。
ロベルタリフターシステムは、彼らが独自開発した高圧エアシリンダータイプのエアリフトアップシステム。サスペンションのアッパー部分にジュラルミン製シリンダーを組み込み、高圧エアを使ってシリンダーをスライドさせることで長さを変化させて車高を操る。リモコンスイッチによって瞬時にシリンダーを動かせるので、普段使いでの“待ち”が少ない。ポンプやエアタンク、コントロールユニットなどは車室空間をほぼ犠牲にせずに設置できるという意味でも、デイリーユースではストレスフリーである。
今回、インストールが終わったのは、ともにブリティッシュスポーツたち。アストンマーティンDB12と、そしてマクラーレン720Sだ。前車はアストンの世界観が色濃く宿るフラッグシップカーで、日常に彩りを添えながらリアルスポーツカーの性能を享受できる。硬派なコンペモデルというよりは、普段使いを許容する性格である。だからこそ、ロベルタリフターシステムを組み込んで、気兼ねなくストリートへ連れ出したい。ボタンひとつですぐに車高を上げることができれば、日常の気苦労は劇的に減る。走行性能を底上げする足まわりの設定、純正のインテリアの中にさりげなくシステムを組み込む設計手法などで、アストンの世界観をまったくスポイルしない。
720Sの場合、前後ともにロベルタリフターシステムが組み込まれるので、より安心だ。しかも車高を落とした際のフォルムは、純正のそれよりはるかに迫力がある。新車はすでに750Sへと移行したが、720Sの鮮度が色褪せるわけではない。エアロパーツで武装したり、ホイールを変えてみたり、そのうえでロベルタリフターシステムがあれば、それは一生モノの相棒となる。
それは利便性の高さはもとより、長期的な信頼耐久性に優れているからでもある。本体は10年間、消耗品には5年間もの保証が付くが、実際は10年以上使い続けても不具合の出るケースはほとんどないという。もちろん、全開でサーキットを駆け抜けてもへっちゃらだ。あらゆる意味で我慢の要らない足まわりが手に入ることは、今まで数えきれないほどのVIPユーザーが身を持って体験している。さらに過激に彩ったり、より走りを研ぎ澄ましたり、またデイリーユースでガンガン使い倒したり。いかなるニーズに対してもロベルタリフターシステムはキーデバイスとなる。そんなロベルタファクトリーからは、限られたシチュエーションでのみ真価を発揮するスーパースポーツカーではなく、超一級品の走行性能を秘めながら、あらゆる用途を我慢なくこなすGTスポーツカーが走り出す。
GENROQ 2025年1月号より
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媒体名:GENROQ 2025年1月号