Rosso 2018年1月号

進化を続けるトップブランド ロベルタのリフターシステム

 スーパーカーの美しいローフォルムと走りを愉しみながら、街乗りでの使い勝手にも磨きをかける。日本生まれのリフターメーカー「ロベルタ」のリフターシステムは、この極めてハイレベルな要求に応える逸品だ。

 ロベルタのリフターシステムは純正サス形状をそのままに装着可能なリフターで、装着後はボタンワンプッシュで最大90mmのリフトアップ(※ダンパー伸び量に依る)を実現する。

 リフトアップ機構を支えるのはエア駆動する小型のシリンダーである。このシリンダー部には戦闘機体にも用いられる超高硬度の特殊ジュラルミンを採用。リフターがオフとなる通常車高時にも強固なリジット構造となり、サスペンション性能を一切スポイルすることがない。また油圧リフト機構ではないため頻繁なメンテやオイル漏れによる二次災害とも無縁。長年に渡りスーパーカー専用リフターの開発に取り組むロベルタ独自の回答だ。

 今回ロベルタ社直営となるロベルタ・ファクトリーにて、F40へのリフター取り付け作業を取材する機会に恵まれた。車種や年式、そしてオーナーの愛情とこだわりによりリフターの取り付け・セッティング作業項目も1台1台微妙に異なってくる。そうしたひとつひとつの作業に丁寧に対応しながらオーナーの理想とする足まわりを作り上げていく様子は、スーパーカーを愛するオーナーの期待とともにリプターを青んできたロベルタの足跡そのものと感じた。スーパーカーの足まわりに対する圧倒的なノウハウも、最高峰のカスタマーに選ばれ進化し続けるロベルタならではの魅力だ。®

Rosso 2018年1月号より

掲載メディア情報

媒体名:Rosso 2018年1月号