GENROQ 2021年9月号

スマートな走りを支える最強リフターシステム

 スーパースポーツ、中でもV.I.Pから支持され続けるのがフェラーリのスペチアーレモデルだろう。限られた人だけが手に入れることができるスペチアーレは、フェラリスタからも羨望の眼差しで見つめられる稀有な存在である。今回紹介する458スペチアーレは現行V8フェラーリには失われてしまった珠玉の4.5ℓV8自然吸気ユニット(605ps/540Nm)を搭載する、まさに究極のスペチアーレと言えるモデルだ。

 そんな貴重なプレミアムスポーツだからこそ、いつ何時もさらりとカッコよく乗りこなしたい。そこで注目したいのが、ロベルタ・リフターシステムだ。ボタンを押せば約1秒で即座にリフトアップ可能。しかも走行状態でも使用可能な点がロベルタ・リフターシステムの大きな強みである。つまりスマートに段差を乗り越えられるのだ。

 とはいっても性能ありきのスーパースポーツ。走りの良さをスポイルしてしまうのでは元も子もない。その点も抜かりなく、ロベルタ未使用時はシリンダーがリジット状態となるため、サスペンションの性能を犠牲にすることもない。スポーツカー本来の走りを存分に堪能できる。

 さらに特筆すべきはその信頼性だ。精度が十分でない純正リフターシステムは、シリンダーカップが咬み込むなどのトラブルも出がち。また油圧式のハイドロはオイル漏れのリスクが付きまとう。

 対して、長い歴史のなかで常にアップデートを繰り返してきたロベルタは高い精度と品質を誇っており、5年間メンテナンスフリーで使い続けられる。本体に10年(その他の部品は5年)の保証付きとしているのも、品質に絶対的な自信があるからにほかならない。

 ロベルタ本体の装着にあたり、ボディの加工は一切必要なく、なおかつ限られたラゲッジスペースをほぼ犠牲にしないのも、V.I.Pから絶大な支持を集める理由といえる。貴重なスーパーカーを傷つけることもなく、積載性をほぼ犠牲にすることもない。コントロールユニットはコンパクトな設計なので、コクピットまわりの美観も損ねずに済む。

 圧倒的な販売台数をほこるので、販売台数が限られた希少なモデルにもしっかりと対応するのもロベルタの強みだ。性能をスポイルすることもない。そう、ロベルタの導入にあたりデメリットはまったく見当たらないのである。

 販売実績は6500ロットと4輪向けリフター市場で世界ナンバー1のシェアを獲得しており、愛車を乗り換えるたびに指名買いするリピーターも数多い。V.I.Pから愛され、育てられてきたというロベルタ。もはや選ばない理由は見当たらない。名だたるV.I.Pから指名され続ける最強のリフターシステムといえるだろう。

GENROQ 2021年9月号より

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媒体名:GENROQ 2021年9月号