GENROQ 2022年6月号

ポルシェの走りを生かすためのV.I.P御用達ロベルタリフターシステム

 圧倒的なパフォーマンスを持ちながら、普段使いもこなせる柔軟性を持つのがポルシェ一連のホットモデルだ。自走でサーキットまで往復して走りを楽しむ層も大勢いる。911に設定されるGT3勢を中心に、今ではケイマンGT4、718スパイダー(ボクスタースパイダー)など選択肢も増えた。

 それらのモデルは確かに普段使いできるものの、時にオーバーハングの長さがネックになる。段差などで鼻先を擦りやすいのだ。あるいはリヤ側は、ディフューザーやエキゾーストシステムが地面と接触してしまうこともある。そこでオススメしたロベルタリフターシステム。瞬時に車高を上げることで、縁石やスロープなど段差を乗り越えられる。

 今やスーパースポーツ勢には定番アイテムとなったが、本気で走っているポルシェのホットモデル勢にも相応しいアイテムだ。軽量コンパクト設計だからこそ重量増は最小限に抑えられる。なおかつシステムを組み込んだとしても、足まわりのバランスが狂うことはない。超高強度を誇るジュラルミンを母体とした車種専用シリンダーは純正サスペンション上部に取り付けられ、圧縮エアによって収縮する。システム自体の強度が高いので、負荷をかけても無駄な動きをしない。なおかつサスペンションセッティングを楽しむ際にも、システムを組み込むことを前提で検討できる。この辺りのノウハウやセッティングまでロベルタファクトリーに相談することができる。

 一例としてロベルタファクトリーにあったのは991 II型の911GT3RSとケイマンGT4だった。いずれも新車のような色つやを放っているが、飾り立てて眺めるだけのマシンではなく、実際、街やサーキットを楽しむためのツールだ。車高を落とした通常時は、いかにもポルシェらしい走りに酔いしれることができる。日常での利便性を含めてポルシェの潜在能力を引き出すのに相応しいアイテムである。

GENROQ 2022年6月号より

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媒体名:GENROQ 2022年6月号