GENROQ 2022年8月号

レアなスーパーカーを嗜むためのV.I.P御用達のリフターシステム

 憧れのスーパーカーの代名詞にして、今よりずっと希少車だった時代のランボルギーニと付き合う。この甘美な世界に惹かれながらも、車高が低くオーバーハングも長いエッジの効いたフォルムを前にして、普段使いに怯むことがある。

 そうした時、頼れる相棒となってくれるのがロベルタリフターシステムだ。リモコンスイッチひとつで約1秒で車高を上げて、縁石やスロープを難なく乗り越えることができる。一般的な油圧式やエアバッグ式とは異なり、ロベルタのそれは独自開発した高圧エアシリンダータイプのエアリフトアップシステムだ。レスポンスに優れ、しかも長期的な使用に耐えうる頑丈さを持っている。稼働部は10年もの保証が付いているのに加え、10年以上使い続けても不具合の出るケースはほぼない。一生モノとして愛でるランボルギーニにはもってこいのアイテムだ。

 何よりも相応しいのは、ランボルギーニ固有の走りを一切スポイルしないこと。高荷重をかけても本体自体は剛体でヨレず、サーキットなどの全開走行にも耐えうる構造を持つ。ロベルタファクトリーでは純正サスペンションとの組み合わせに始まり、己の理想像を詰め込んだ車高調を提案することが多い。さらにはユーザ自らが設定したサスペンションに対しても、真摯に受け止め寄り添ってくれる。まるで純正部品かと思えるような、違和感のないキレイな取り付けもまた魅力だ。

 例えばここに取り上げたカウンタック25thアニバーサリーとディアブロGTRは、ロベルタ本体と、そのファクトリーの魅力を体現するような存在だった。こうしたヤングクラシック系こそ、大切に守り続けながらも、時としてその性能を解放したくなる。サーキットはおろか、ロングドライブに連れ出すことだってあるだろう。ロベルタリフターシステムは、ランボルギーニを日常に解き放ち、潜在能力を解放する手助けをしてくれる。

GENROQ 2022年8月号より

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媒体名:GENROQ 2022年8月号