GENROQ 2024年5月号

足まわりの理想像を追求する世界最高峰のリフターシステム

　ロベルタリフターシステムは、スーパースポーツカーにとってもはや必須アイテムとなった。スイッチひとつで瞬時に車高を上げることができることは、走りの理想像を追求するがゆえにローフォルムが常となるスーパースポーツカーを、日常に開放した功労者だと言える。

　単に車高を上げて利便性を高めることだけがロベルタの魅力ではない。車高を上げた状態であっても問題なく走り続けることができるばかりか、また持ち前の性能をスポイルすることもない。ローダウンフォルムによる美しさはもちろん、性能をさらに底上げすると評判である。

　今回、ファクトリーに入庫していたのはホンダNSX(2代目)である。悔しくも生産は終了しており、総生産台数は3000台弱と言われるだけに、その希少性から来る価値を含めてロベルタリフターシステムを投入するメリットは大きい。これはアッパーマウント部に高強度かつ高剛性なリフターシステムを組み込みつつ、NSXの個性であるSH-AWDの特性を把握しながら適正なストローク量やレートを持たせたオリジナルスプリングを投入している。このスプリングは国産最高品質のものにして、レートの制作誤差などを一本一本吟味してセットしている。だからこそ常に設計値通りにアシが動き、滑らかかつ上質に、その気になればライバルを蹴散らすパフォーマンスを持っている。

　ユニットやポンプシステムは軽量かつ小型設計で、トランクルームを侵食することがない。日常での利便性アップとは、単に車高アップダウンだけではなく、こうしたユーティリティ性能にも現れる。

　ロベルタリフターシステムの開発現場であり、またエンドユーザーに対して丁寧かつ確実なインストールを約束するロベルタファクトリーは、今回のNSXだけではなく、あらゆる車種や仕様に寄り添い、親身になって相談に乗ってくれる。それはロベルタ自体の品質をさらに高めることにも繋がるはずだ。つまりは世界中のユーザーとウィンウィンの関係が築き上げられている。

GENROQ 2024年5月号より

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