GENROQ 2024年6月号

数多くのV.I.P.に親しまれる歴史と実績を持つリフターシステム

 一常で味わうオープンエアクルージングができて、その気になればリアルスポーツカーの性能を味わえる。ボクスターの魅力をそのように括るのなら、ロベルタリフタシステムはそれを支えてくれる存在だ。スイッチひとつで車高をアップさせることができながら、ボクスターの走行性能をまったく犠牲にしない。気がつけば販売開始からもう20年以上が経過し、特にウルトラハイエンドなスーパーカーには定番アイテムとして認知されている。

 「たくさんのユーザー様に支えられて今がある」とロベルタはいつも感謝を口にする。それは決して一部のスーパーカーユーザーだけではない。とある誰かが愛でる愛車であれば、そのすべてが唯一無二の“スーパーカー”だとして、彼らはいつもリフターシステムを持って固有のカーライフに寄り添ってきた。日常をともにするようなボクスターであれば、その利便性は計り知れない。段差の大きな踏切や傾斜のキツいスロープ式駐車場であっても、躊躇なくノーズを向けることができる。コンプレッサーとエアタンクからなるボックスユニットは小型かつ軽量で、ほとんどトランクルームを犠牲にしないのも2シーターであるボクスターにとっては嬉しい部分だろう。

 毎日酷使しても十分な信頼耐久性が宿ることも魅力だ。なにしろ5年間はメンテフリーのほか、製品本体には100年もの保証がつく。実際は10年以上使っても何もトラブルが起きないケースがほとんどだという。それは先に述べた20年以上の実績が裏付けるもので、一般的なクルマの乗り換え期間を超越する。

 もちろん、乗り換えを考えず一生モノとして付き合う人であっても、ロベルタは親身になってメンテナンスや足まわりセッティングの相談に乗ってくれる。そのためのロベルタファクトリーであり、ユーザーとの絆をリフターシステムというアイテムを媒介として深める場でもある。だからこそここには日々、多種多様な方向性の”愛車”が訪れる。

GENROQ 2024年6月号より

掲載メディア情報

媒体名:GENROQ 2024年6月号