新車への装着にまで対応するV.I.P御用達リフターシステム
歴代AMGの中でもっともパワフルと謳われる、最高出力730psもの出力性能を持つのがAMG GTブラックシリーズだ。ホイール支持とサスペンション機能を分離し、スプリングとダンパーストラットを下側のラテラルリンクで支える、レーシングカー譲りのダブルウイッシュボーン式サスペンションを持つ。随所に用意されるエアロパーツを含めて、このフットワーク性能を犠牲にせずにデイリーユースへ持ち出すためのキーデバイスが、ロベルタリフターシステムである。
だからこそ、この個体は新車がデリバリーされるやいなや、すぐさまロベルタファクトリーに持ち込まれた。開発現場も兼ねるファクトリーなだけに、ロベルタの製品はおろか、あらゆるクルマのメカニズムを熟知したマイスターが丁寧に取り付けてくれる。ボディの加工は一切なく、ボックスユニットやスイッチなどの取り付けも、惚れ惚れするほど綺麗で、どこにも違和感がない。車種を選ばない製品の懐の広さと、そして卓越したインストール術があることを思い知らされる。
スイッチひとつで瞬時に車高を上げることができれば、日常の気苦労は減るはずだ。持ち前のポテンシャルを存分に楽しみながら、しかし、約1700台のみで生産を終えた希少車を大切に愛でたい。もちろん、左に取り上げたAMG GTのような新車供給を終えたモデルを大切に残していく意味でもリフターシステムには大きな意義がある。
登録前の新車の段階で、ロベルタファクトリーに持ち込まれる例は決して少なくない。ユーザーにとっても手間暇が省けるうえに、最初からリフターシステムと歩み始めるのは利便性がいい。こうした事例は、ロベルタを取り扱う全国の自動車販売店や、または同社に直接相談することで可能となる。あらゆる年代のメルセデスへの対応はもちろん、新車から「いきなりロベルタ」というアプローチもオススメしたい。
GENROQ 2022年7月号より
掲載メディア情報
媒体名:GENROQ 2022年7月号